サンサンコーナー
Blog
北欧の旅 part2
まず直行便で関西空港からヘルシンキへ往き13時間の旅です。若い頃はエコノミークラスでの旅でしたが、今回はビジネスクラスにしたことで、旅費は高額になりました。その一因は円安にあります。一時期1ドル75円でしたが、現在は1ドル149円で、約2分の1の価値に下がりました。私は日本の国力もずいぶん下がったものだと心配になります。しかし、私の感覚では日本の実力は120円ぐらいが妥当ではないかと思っています。
この行き過ぎた円安の要因は、日本の政策にあると思います。今の内閣は、円安に対して何ら政策を施していません。わずかな見せかけの減税、人気とりとしか思えない政策ばかりで、根本的な政策は何らできていないのが今の政治です。民主主義は愚民政治に沈んでいると言われていますが、まさにその通りになってきているのではないでしょうか?
そのうえ旅費の高騰の要因に、ガソリンの値上げが大きな影響を与えていると思います。レギュラーガソリン1ℓあたり170円という価格は日本経済に多大な影響を与えてきており、これからもジワジワと日本の社会に影響を与え続けるでしょう。
また、これから日本人は海外旅行に行けなくなるのではと心配になります。反対に海外の人が日本に来やすくなります。今、金沢にも外国人があふれています。インバウンドと言いますが、これも円安の影響かと思われます。そのうえ日本の不動産がどんどん買われていて、近い将来外国の領地として旗が立つ日がくるかもしれません。昔は、戦争により領地を確保しましたが、これからは外国人が戦争ではなく、お金で不動産を買う時代になってきています。それも、円安がその手助けをしているという訳なのです。そのうえ、日本の法律では100%の所有権を持てます。しかし、日本以外の国は49%の所有権しか持てないようにして、51%を自国民が所有するようにしています。この49%と51%の差は大変な差なのですが、これはあとに譲り、北欧の旅の話に戻りたいと思います。
ヘルシンキの空港に降りたって驚いたことは、昔は日本メーカーのナショナルやソニー等の看板が常設されていたのに、そのような看板が一切なく、中国や韓国企業の看板がちらほら見えるようになったことです。ここにも日本の衰退が伺え寂しい限りです。
そして、すぐにトランジェットでヘルシンキからコペンハーゲンへ飛びます。約2時間で着き、初日は一日中移動でした。飛行中の睡眠も若い頃と違ってあまりとれないままコペンハーゲンに到着し市内観光をしました。このスケジュールで寝ずに観光ができるなんて若い証拠なのかもしれませんね?
コペンハーゲンの街並みは静かなで落ち着いた雰囲気です。信号機が少ないからなのかもしれません。また、北欧の街中は15度~17度ぐらいで、暑い日本の夏と比較しても湿気が少なく、今が実に過ごしやすい気候でした。そして、これからが寒い冬の季節を迎えるそうです。
さあ、これから船旅でフィヨルドへ向かいます。乞うご期待!!
ラブ小松! 不動産遊民
都市研究家 調(しらべ) 亮(わたる)